岩石祭祀や岩石遺構に関して、過去には数多くの調査目的の団体が結成されました。しかし、メンバーの高齢化に伴い活動は減少し、閉会を余儀なくされることが増えています。このような状況では、貴重な資料が失われる可能性があります。
そこで、掲載許可が下りた文献をこのサイトに収録していくことにしました。
現在、『イワクラ学会』や『足摺縄文巨石文化研究会』などの文献を予定しています。
その他、このようなアーカイブ化をご希望の方は、ご連絡をお待ちしております。
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イワクラ(磐座)学会は、巨石に関心を持つ研究者や愛好者によって設立された学会で、巨石構造物を「イワクラ(磐座)」と総称し、この言葉を国際的な用語として広めることを主な目的としていました。2004年に発足し、2025年4月に閉会しました。
この学会は、専門家よりも一般の愛好者を中心に構成されていた点が大きな特徴で、誰もが自由に研究・発表できる開かれた場として機能していました。当時、既存の学術界では巨石は研究対象とされておらず、特にその文化的・科学的な価値に注目する動きは限られていたため、イワクラ学会はその空白を埋める貴重な存在でした。
世界的に巨石研究が注目されるようになり、ストーンヘンジが天文観測装置であったとする説が広まる中、日本でも巨石を暦装置として分析する研究が進められました。イワクラ学会はそうした新たな視点や自由な発想を受け入れるプラットフォームとして、多くの参加者に刺激と学びを提供していました。
現在はすでに閉会していますが、イワクラ学会が残した成果やネットワークは、今もなお巨石文化への関心を持つ人々に影響を与え続けています。
2025年の閉会時の学会の役員は、以下の通り
会長 渡辺豊和 /副会長 柳原輝明 /監事 星加すみ子 /理事 平津豊 /理事 奥谷和夫 /理事 高木寛治 /理事 江頭務 /理事 武部正俊 /理事 徳平尚彦
唐人駄場探索協会は、高知県土佐清水市を中心とする足摺縄文巨石文明やそれに関わる古代文明の調査・探索・保護を目的として設立され、宮崎茂、平石知良、富田無事生が中心となりました。学術的研究、研究書の出版、遺跡の保護・管理、各種イベントへの参加、講演会の開催、世界遺産への登録運動など、幅広い活動を実施していました。
2024年4月に富田無事男氏らの承認を得て、このサイトに研究会が発刊した資料をアーカイブとして保存します。
また、唐人駄場探索協会を中核として、足摺縄文巨石文化研究会も設立されました。
足摺縄文巨石文化研究会は、巨石文化の研究を深めるとともに、地域文化の発展向上に努め、地域活性化に寄与することを目的として、1994年に結成されました。スミソニアン博物館のベティ・J・メガーズ博士によるシンポジウム「足摺巨石文化と縄文の国際交流」、京都芸術大学の渡辺豊和教授による現地調査と講演会、昭和薬化大学の古田武彦教授による調査、東京商船大学の茂在寅男名誉教授による講演会「アメリカ大陸の第一発見者は縄文人」、兵庫県立大学の森永速男教授らによる古地磁気調査などを実施しました。結成時のメンバーは以下の通りです。会長 田中千盛/顧問 平野貞夫・畑山昌弘/副会長 宮崎茂・谷孝二郎/事務局長 富田無事生。