【Introduction of Iwakura247】Visit・Photo:2018.10.21/Write:2026.5.17
□分類:岩石信仰(広義のイワクラ)
□信仰状況:寺院に祭祀されている。
□岩石の形状:岩屋、岩窟
□備考:周辺に巨岩群
□住所:神奈川県相模原市緑区
□緯度経度:35°35'30.09"N 139°12'01.90"E
(googleに入力すれば場所が表示されます
相模湖の南に石老山(せきろうさん)があり、その麓に顕鏡寺(けんきょうじ)が所在しています。
源海(げんかい)によって851年に開山された寺院です。京の宮人が東国に駆け落ちして、道志岩窟(どうしがんくつ)に隠棲しました。この岩屋で男児・岩若丸を授かりますが、悲運にも親子は離散します。このとき、鏡を割ってその片方を岩若丸に託し、将来の再会を約した。成長した岩若丸は、この鏡を手がかりに両親を探し求め再会できました。岩若丸は仏道に目覚め、悟りを得る場として道志岩窟を選び、顕鏡寺を興しました。「顕鏡寺」という寺号は、両親の形見の鏡に由来しています。
道志岩窟の看板には、以下のように書かれています。
「この岩窟は、「道志法師」、「源海法師」が住居とし、これを道志岩窟という。岩窟の中に「福一満虚空蔵尊」が安置されており、顕鏡寺の寺宝とされている。顕鏡寺で行う小児虫留加持はこの虚空蔵尊の霊験といわれている。岩の大きさは高さ約7m、横幅約12mで岩窟の中は奥行き約5m、横幅約5m、高さ約2mである。」
石老山の巨岩群には、滝不動、屏風岩、仁王岩、駒立岩、力試岩、文珠岩、蓮華岩、大天狗岩、鏡岩、小天狗岩、吉野岩、擁護岩、八方岩といった名前が付けられています。この名前に霊的意味づけがなされていることから修験道の行場として利用されたと推測できます。この道志岩窟も修験者が利用していたものでしょう。
道志岩窟には、仏像が置かれていますので、仏教的には岩窟自体を信仰していません。しかし、その背景には、修験道における岩石祭祀が存在していたと考えられますので、岩石信仰に分類しました。
イワクラハンター平津豊
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