【Introduction of Iwakura246】Visit・Photo:2016.5.28/Write:2026.5.16
□分類:天文利用のための岩石遺構【可能性】
□信仰状況:信仰の形跡なし。
□岩石の形状:岩組
□備考:人工物の可能性、近くに明釣神社がある
□住所:岡山県笠岡市白石島
□緯度経度:34°24'31.79"N 133°31'11.99"E
(googleに入力すれば場所が表示されます
岡山県笠岡沖に位置する白石島は、岩石に加工を施した遺構が点在しており、岩石に対する深い信仰や特別な思いを持つ風習が残る島です。
著者がイワクラ学会のツアーで白石島を訪れたのは、2016年5月28日と29日でした。その際、不思議な形をした岩組を発見しました。岩と岩の間には奇怪な形をした突起物があり、その上部には菱形の隙間が設けられていて、そこから光が差し込んでいました。
「これは日時計ではないのか!」
その場にいた皆が色めき立ち、学会員たちはそれぞれの方法で調査を始めました。ひとまず、この岩組を「日計(ひばかり)岩」と命名し、この日はこれ以上の調査を断念して山を下りました。
その夜、学会員の一人は午前3時に起き出し、この岩組に朝日がどのように差し込むのかを観察するため再び現地へ向かいました。そして、観察の妨げとなる周囲の小枝を伐採して戻ってきました。
翌日、イワクラ学会のメンバーは、再び日計岩を訪れ、樹木から切り離されて露わになった岩組の各面を詳しく調査しました。その結果、夏至の日の入り方位、春分・秋分の日の入り方位、さらに冬至の日の入り方位を意識して構成されている可能性が高まりました。また、中心部分に存在する突起物と太陽との関係については、継続的な定点観測が必要であるため、島の方々に観察をお願いしました。
この岩組は、天文利用を目的とした岩石遺構である可能性があります。しかし、現時点では決定的な証拠が十分ではないため、天文利用のための岩石遺構【可能性】に分類しました。近くに明釣神社が鎮座していますが、この日計岩との関係は不明です。
イワクラハンター平津豊
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