【Introduction of Iwakura244】Visit・Photo:2016.5.29/Write:2026.5.4
□分類:奇岩
□信仰状況:信仰の形跡なし。
□岩石の形状:岩壁にタイル状の石が存在している。
□備考:
□住所:岡山県笠岡市白石島
□緯度経度:34°23'59.88"N 133°30'54.02"E
(googleに入力すれば場所が表示されます
岡山県笠岡沖に位置する白石島の中央部には、「鬼ケ城」と呼ばれる山があります。頂上付近には岩石が集積しており、一つ一つが特徴的な形状をしていて興味深い景観を呈しています。
この山の北面は急峻な斜面となっており、そこに「鎧岩」と呼ばれる特異な岩があります。幅約3メートル、高さ約10メートルの範囲にわたって、傾斜約40度の岩肌が、まるでレンガを貼り付けたかのように見えます。その外観が武者の鎧の袖を思わせることから、「鎧岩」と名付けられています。
イワクラ学会の渡辺豊和氏は、鎧岩は、恐るべき技術で接着された葺石で、この鬼ケ城はピラミッドではないかと推論されました。ローマ時代には現在よりも強固なコンクリート製の建物が建てられ、古代エジプト時代にはモルタルが存在していたことから、日本の縄文時代にセメントがあったとしても何ら不思議ではありません。その場合は、鬼ケ城の山を白い化粧タイルが覆い、太陽に照らされて光っていたことになります。
さて、鎧岩の特徴は、【Introduction of Iwakura211】で紹介した広島県のうが巨石群に見られるタイル状構造とよく似ています。
地質学的には、アプライトの岩脈が急斜面と平行に入り込み、その外側のみが風化・剥離した結果、このような形状が残されたものと説明されていますが、白石島の鎧岩は、1942年に史跡名勝天然記念物に指定されています。これは、このような形状が自然条件下では奇跡的にしか生じない現象であることを示しています。したがって、鎧岩が自然に形成されたものか、あるいは人工的要素を含むものかについては、拙速に結論を出すのは避けなければなりません。
現時点では、レンガ状に見える部分の厚みにはばらつきがあることから、どちらかというと鎧岩は自然形成ではないかと考えています。
ここでは奇岩に分類しておきます。
イワクラハンター平津豊
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