【Introduction of Iwakura239】Visit・Photo:2016.5.29/Write:2026.4.26
□分類:岩石信仰(広義のイワクラ)、盃状穴のある岩石
□信仰状況:民間に祭祀されている。
□岩石の形状:巨岩単体
□備考:人工物、八十八ケ所の写し霊場、仏教施設であるが、もとは岩石信仰があったと推測
□住所:岡山県笠岡市白石島
□緯度経度:34°24'15.77"N 133°30'49.17"E
(googleに入力すれば場所が表示されます
岡山県笠岡沖にある白石島は、岩石が多く見られる島です。島内には尾根筋に沿って登山道が整備されており、その道沿いには露出した岩石が連なっています。
その中でもよく知られているのが、波止岩(ハトイワ)です。「波止」とは海に突き出した構造物、いわゆる「なみどめ」を指しますが、この岩にその名が付けられた由来は明らかではありません。
波止岩は高さ約2メートルの直方体状の巨岩で、側面には上部へ登るための足場が穿たれており、人為的な加工が施された岩といえます。岩の上に立つと見晴らしがよく、周囲を広く見渡すことができます。上面には数か所の穴があり、やや不整形ではあるものの、おそらく盃状穴と考えられます。
また、この岩は【Introduction of Iwakura238】で紹介した四国八十八ヶ所の写し霊場の一つにも選ばれており、石仏が安置された仏教的施設としての性格も備えています。しかしその一方で、もともとは岩石そのものを対象とした信仰、いわゆる岩石信仰の場であった可能性が高いと考えます。
なお、同じように尾根筋にある大玉岩にも上部へ登るための足場が穿たれています。
イワクラハンター平津豊
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