【Introduction of Iwakura238】Visit・Photo:2016.5.28/Write:2026.4.25
□分類:岩石信仰(広義のイワクラ)
□信仰状況:民間に祭祀されている。
□岩石の形状:巨岩単体など、全島に分布している。
□備考:仏教施設であるが、もとは岩石信仰があったと推測
□住所:岡山県笠岡市白石島
□緯度経度:34°24'35.67"N 133°30'59.12"E
(googleに入力すれば場所が表示されます
岡山県笠岡沖にある白石島は、岩石が多く見られる島です。ここには、【Introduction of Iwakura235】でも紹介したように、806年に唐から帰国した空海(弘法大師)が立ち寄ったという伝説が伝わっています。この伝説を背景に、島内には八十八ケ所の写し霊場が造られました。
写し霊場は全国に造られており、その写し霊場では、四国八十八ケ所の各寺院に対応する御本尊の石仏と弘法大師像が祀られます。
白石島の写し霊場もこれに倣っていますが、特徴的なのは、その多くが岩石のそばに設置されている点です。これらの岩石は、単に形状の際立ったものが選ばれたのではなく、イワクラ(磐座)であった可能性も考えられます。
さらに、白石島の各写し霊場は島内のそれぞれの家によって守られ、維持されています。このことは、白石島の島民が岩石に対して特別な心情を抱いていることを示しており、民俗学的にも非常に興味深い事例といえます。
写真は、その一つである第七十五番・善通寺を写したものです。
イワクラハンター平津豊
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