【Introduction of Iwakura227】Visit・Photo:2025.7.13/Write:2026.3.7
□分類:石神(広義のイワクラ)
□信仰状況:神社に祭祀されている。
□岩石の形状:石単体
□備考:人工物、旅の無事を祈る塞の神
□住所:愛知県蒲郡市拾石町
□緯度経度:34°49'00.40"N 137°11'50.40"E
(googleに入力すれば場所が表示されます
愛知県蒲郡市の拾石川の河口近くに拾石神社が鎮座しています。拾石神社の別名は素盞嗚神社で素盞嗚命を御祭神としています。この神社の本殿から20メートル離れた場所に、「たび石」が祀られています。
石碑には次のように書かれています。
「天正の頃、深溝の城主松平家忠が、浜松に居る家康の所へ伺向する毎にいつも、ここに参拝して旅の無事を祈るのを常とした。それから後、里人はこれを“たび石”と呼び遠き旅立ちにはおまいりして家忠にあやかり無事を祈ったと伝えられている。」
たび石は、足袋の形をした石で、岩の上に立てられています。どこかから足袋の形をした石を持ってきて、ここに立てたと考えられます。横に小さな石も立てられています。この「たび石」に対する信仰の始まりがいつからなのかはわかりませんが、少なくとも天正時代(1573~1592年)には成立していました。
「足袋(たび)」から「旅」を連想したのでしょうか、それとも「健脚」を意識したのでしょうか、いずれにしても、岩石に旅の無事を祈るということから塞の神(道祖神)の性格があり、石神の一種と考えられます。
イワクラハンター平津豊
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