0222 青森県 十和田湖 果報島

【Introduction of Iwakura222】Visit・Photo:2021.4.17/Write:2026.2.21


□分類:岩石信仰(広義のイワクラ)

□信仰状況:神社に祭祀されている。

□岩石の形状:島、双巨岩

□備考:島の上に2つの祠、溶岩を祀っているとも考えられる

□住所:青森県十和田市奥瀬

□緯度経度:40°25'50.761"N 140°53'27.353"E

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十和田湖は、3万5000年〜1万5000年頃の巨大噴火によって形成されたカルデラ湖です。古代より霊域視されていた可能性が高い場所ですが、915年に起った大噴火は、周辺に壊滅的な打撃を与え、荒ぶる神の顕現とそれを沈める龍神信仰を生み出しました。現在は十和田神社が鎮座しています。

十和田神社の西側の湖畔は、青龍権現を目の前にできる浜という意味で御前浜(おまえはま)と呼ばれています。

この湖畔一帯は、「開運の小路」と名付けられ、「日ノ神」「天ノ岩戸」「金ノ神」「山ノ神」「日ノ神」「風ノ神」の神々が祀られています。かつては山岳修行の行場であり、それぞれが小さな岩窟となっており、行者たちがこれらの岩窟で修行を行なっていたと考えられています。

また、御前浜には小島があり、2つに分れたそれぞれの島に恵比寿天と大黒天が祀られています。この2つの島は「果報島」とも呼ばれています。

島は溶岩によって形成されており、養分の乏しい土地でありながら五葉松や躑躅が自生し、神秘的な景観を醸し出しています。

小島ではあるものの、巨大な岩塊とも捉えることができ、その上に祠を設けて恵比寿天と大黒天を祀っています。恵比寿天と大黒天はいずれも神道の神ではありませんが、神仏習合の土地であることを踏まえると、溶岩そのものへの畏敬の念が信仰の背景にある可能性が高いと考えます。このことから、本例は岩石信仰(広義のイワクラ)に分類しました。

イワクラハンター平津豊

 

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