0217 東京都 素盞雄神社の瑞光石

【Introduction of Iwakura217】Visit・Photo:2017.3.5/Write:2026.2.8


□分類:磐座(狭義の磐座)

□信仰状況:神社に祭祀されている。

□岩石の形状:岩単体

□備考:

□住所:東京都荒川区南千住

□緯度経度:35°44'13.185"N 139°47'46.681"E

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東京都の荒川に素盞雄(すさのお)神社が鎮座しています。

境内の看板には「当社の開祖となる黒珍(こくちん)(修験道の開祖・役小角の高弟)の住居東方にある小高い塚上に奇岩がありました。黒珍はこの場所を霊場と崇め、日夜斎戒礼拝すると、平安時代延暦十四年(七九五)四月八日の夜、小塚の中の奇岩が突如光を放ち、二柱の神様が翁に姿を変えて現れ、「吾はスサノオ大神、アスカ大神なり。吾を祀らば疫病を祓い福を増し、永く此の郷土を栄えしめん。」と御神託を授け、黒珍は一祠を建て丁重にお祀りし、当社の御創建となりました。その後、時を経て素盞雄大神の御社殿を西向きに御造営し六月三日、飛鳥大神の御社殿を南向きに御造営し九月十五日、それぞれ御神霊をお遷ししました。これにより、四月八日「御創建疫病祭」・六月三日「天王祭」・九月十五日「飛鳥祭」の祭禮日が定まります。江戸時代享保三年(一七一八)の類焼による両御社殿炎上のため、同十二年に相殿(一つの御社殿)として二柱の御祭神を御一緒にお祀りする御社殿(瑞光殿)を新たに建てました。

荒川区・南千住・三河島(現在の荒川・東西日暮里一部)・町屋・台東区三之輪の区内で最も広い氏子区域六十一ヶ町の鎮守で、平成七年には御鎮座千ニ百年祭が盛大に斎行されました。」と書かれています。

この神社の主神がスサノオ神であり疫病退散の神であることは間違いがありませんが、問題は、現れた二柱のもう一柱のアスカ大神です。このアスカ大神については、他で見たことがありません。後に事代主(ことしろぬし)神に変更されている形跡がある事から、アスカ大神は神託の神であったと推測されます。つまり、荒ぶる災厄であるスサノオ神とそれを和して福を配分する神としてアスカ大神が同時に現れたことになっていると推測します。

さて、この突然光を放った岩石が、神社内に残っている瑞光(ずいこう)石です。2メートル程度の四角い岩石で、表面は凹凸が激しく光を反射することはありません。なぜこのような伝説が生まれたのかは不明です。

また、千住大橋架橋の際に、この瑞光石の根が荒川まで延びていたため、橋脚が打ち込めなかったという伝承が「江戸近郊道しるべ(1860)」に記載されているそうです。

神が顕れていますので磐座に分類しました。

 

イワクラハンター平津豊

 

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