【Introduction of Iwakura212】Visit・Photo:2019.4.14/Write:2026.1.24
□分類:目的不明の岩石遺構(広義のイワクラ)
□信仰状況:信仰の形跡なし。
□岩石の形状:岩組
□備考:私有地で立ち入り禁止。
□住所:広島県廿日市市宮内
□緯度経度:34°22'10.11"N 132°16'18.20"E
(googleに入力すれば場所が表示されます
広島県廿日市市宮内にのうが高原と呼ばれる場所があります。1965年頃から株式会社のうが高原によって開発され、1971年にレジャー施設が建設されました。のうが高原ホテルを中心として、キャンプ場、湖、プール、茶室、乗馬クラブ、展望台までのリフトなどを備えた一大観光地でした。ピーク時には年間30万人の集客を誇った施設でしたが、1986年にその事業は終了し、立ち入り禁止区域となり、現在は、地権を受け継いだ会社によってメガソーラー施設に変わっています。
のうが高原の中に標高719メートルの野貝原山がありますが、この場所の周辺に巨石群が存在しています。
【Introduction of Iwakura211】で説明したタイル石の側に貴婦人墳墓と呼ばれる岩組があります。
のうが高原を開発した鍛冶岡義人社長が発見した当初は土の中に埋まっていました。それを不思議な気持ちに駆られて掘り起こすと、穴の前面に楔形の石が無数に埋め込まれていたようです。
1~2メートルの左右の岩の上に、幅3メートル厚み1メートルの岩が載り、机状に組み合わされています。それぞれの岩が切り離されていますので人工物と考えています。この構造が奥まで続いていれば石室ということになりますが、入口は岩で塞がれていて中の様子はわかりません。
発見当時、この中央の岩を取除こうとしました。ドリルで穴を開けて爆破しようとしましたが、石工の腰が立たなくなって作業は中止したそうです。
この奥に遺体があるのか宝物があるのか、大変興味深いのですが、それ以後、調査されたことはありません。
したがって、「貴婦人墳墓」という名前が付いていますが、墓であるかどうかは不明です。目的不明の岩石遺構に分類しました。
イワクラハンター平津豊
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