【Introduction of Iwakura 0209】Visit・Photo:2010.11.13/Write:2026.1.10
□分類:目的不明の岩石遺構(広義のイワクラ)
□信仰状況:信仰の形跡なし
□岩石の形状:巨岩単体、メンヒル(立石)
□備考:人工物、周辺に鏡岩、神武岩などがある
□住所: 広島県庄原市本村町
□緯度経度:34°50’52.23”N 133°07’44.04”E
(googleに入力すれば場所が表示されます)
1934年、酒井勝軍は、京都の講演会で梅田寛一代議士から巨大な切石の話を聞き、すぐに廣島縣比婆郡本村の現地調査を決行しました。その調査の途中で、酒井が「諸君! あの山がまさにピラミッドである!!」と叫びました。これが日本にもピラミッドがあることが世に認識された瞬間でした。その後、この葦嶽(あしたけ)山は新聞にも取り上げられ、昭和初期に一大ブームとなりました。
その葦嶽山ピラミッドの拝殿と考えられているのが鬼叫(ききょう)山です。鬼叫山には、人工的に造られたと推測できる巨岩群が存在しています。
この岩石群の一つである獅子岩も何かを模って造形されていた岩石が長い時間の風化で形が崩れたと推測される岩石です。顔と思われる部分は夏至の日の入を向いていますが、岩の向きについては、あまりにも主観的なので、人工の証拠にはなりません。
著者は、過去に獅子岩を頭とし、方位石を体に見立てるとスフィンクスに見えると報告しています。(平津豊『イワクラ学初級編』ともはつよし社(2016))
この方位石については、1934年の酒井勝軍の調査時には東西南北に割れていると報告され、1984年のサンデー毎日の調査団は冬至・夏至の日の入り・日の出方向だと報告しました。しかし、残念ながら著者の測定では、50度と145度でした。したがって、方位や太陽の特異点を意識して造られたものではなく、節理で割れたものと考えられます。
筆者は、2023年8月23日のフジテレビの「何だコレ?ミステリー」で葦嶽山ピラミッドを取り上げましたが、その番組に専門家として出演して、葦嶽山と鬼叫山を説明しました。
イワクラハンター平津豊
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