【Introduction of Iwakura 0208】Visit:2010.11.13/Photo:2017.9.17/Write:2026.1.10
□分類:目的不明の岩石遺構(広義のイワクラ)
□信仰状況:信仰の形跡なし
□岩石の形状:岩単体、メンヒル(立石)
□備考:人工物、周辺に烏帽子岩などがある
□住所: 広島県庄原市本村町
□緯度経度:34°50’46.32”N 133°07’40.16”E
(googleに入力すれば場所が表示されます)
1934年、酒井勝軍は、京都の講演会で梅田寛一代議士から巨大な切石の話を聞き、すぐに廣島縣比婆郡本村の現地調査を決行しました。その調査の途中で、酒井が「諸君! あの山がまさにピラミッドである!!」と叫びました。これが日本にもピラミッドがあることが世に認識された瞬間でした。その後、この葦嶽(あしたけ)山は新聞にも取り上げられ、昭和初期に一大ブームとなりました。
酒井は『竹内文書』を世に出した竹内巨麿からピラミッド御神体石なるものを見せられ、そこに「ヒラミット」について書かれていたと述べています。そして、世界中のピラミッド状建造物は、この日本のピラミッドが世界に広がったものであり、エジプトのギザのピラミッドは、山の無い砂漠に日本の山を形作ろうとしたので、しかたなく岩を積み上げたという説を展開しました。そして日本ピラミッドの条件を規定し、日本中でピラミッド探しが始まりました。
葦嶽山は、珍しく4辺の稜線がある山でエジプトのピラミッドと同じ四角錐です。また、酒井が調査したときには、頂上に太陽石やタイル状の石が16枚敷き詰められていましたが、なぜか現存していません。
この山の南の中腹の登山道に鷹岩があります。何かを模って造形されていた岩石が長い時間の風化で形が崩れたと推測される岩石です。顔と思われる部分は冬至の日の出を向いていますが、岩の向きについては、あまりにも主観的なので、人工の証拠にはなりません。
筆者は、2023年8月23日のフジテレビの「何だコレ?ミステリー」で葦嶽山ピラミッドを取り上げましたが、その番組に専門家として出演して、葦嶽山と鬼叫山を説明しました。
イワクラハンター平津豊
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