0206 兵庫県 神戸神社の石神

【Introduction of Iwakura206】Visit・Photo:2014.4.13/Write:2025.12.28


□分類:【新】石神(広義のイワクラ)

□信仰状況:神社に祭祀されている

□岩石の形状:巨岩単体、岩盤

□備考:1975年から石神として祀られ始めた。

□住所:兵庫県たつの市揖保川町神戸北山

□緯度経度:34°49'36.654"N 134°31'13.101"E

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兵庫県たつの市揖保川町に神戸(かんべ)神社が鎮座しています。

弘法大師が全国行脚したとき、近くの小川で菜を洗う老婆にその菜を所望しました。しかし、老婆はこれを固辞したため、菜を食べた老婆は腹痛に苦しんだという伝説があり、秋祭りの日には 葉物野菜を食さない風習が残っています。

御祭神は、大己貴命と少彦名命です。1468年に播磨の国の一ノ宮である伊和神社より分霊を勧請したことがこの神社の始まりと考えられます。

一方、『播磨国風土記(713年)』の揖保郡に「神山。此山在石神。故、号神山。生椎子。八月熟。」(書き下し文:神山。この山には石の神がをわします、故に、神山となづけました。椎がおひます。みは八月に熟れます。)

との記述がありますが、この神山を神戸神社の裏山に比定する説があります。

それならば、神戸神社の祭祀は713年以前まで遡ることになります。

藤本浩一『磐座紀行(1982年)』によると、当時、神戸神社の裏の北山について民家に聞くと、山の中には祠もなにもなく、石神さんなどは聞いたことがないと言われたが、山の中に立岩や大小十余りの岩群があったと書かれています。

仮に北山に石神が存在していたとしても、その信仰は既に消えてしまっています。

また、神戸神社の境内に「石神」として巨岩を祀っています。

立看板には「播磨風土記に「神山、此ノ山ニ石神アリ」とあるが 元、宮山の山頂には大きな岩があって、古くから神の宿る霊地として畏敬されてきた。昭和50年、境内地造成中、山頂直下からこの大岩が現れ、人々は「石神」の心岩であるとして畏れ これを祀る」との説明があります。

1977年に社殿が新しく造営されていますが、その前の1975年の境内整備時に現れた巨岩です。もちろん、『播磨国風土記』の石神ではありません。古代から信仰された岩石ではありませんが、神社が「石神」として祀っていますので「【新】石神」として分類しました。

 

イワクラハンター平津豊

 

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