【Introduction of Iwakura 0203】Visit・Photo:2012.7.15/Write:2025.12.14
□分類:岩石信仰(広義のイワクラ)
□信仰状況:神社に祭祀されている
□岩石の形状:石単体
□備考:
□住所:兵庫県宍粟市一宮町
□緯度経度:35°06'48.500"N 134°36'28.364"E
(googleに入力すれば場所が表示されます
宍粟市一宮町能倉にある庭田(にわた)神社は、延喜式に登場する式内社です。田んぼの中の森に伊和神社と同じ様式の入母屋造の平入の本殿が建てられています。小川に囲まれた美しい神社で、御祭神は事代主命です。
御由緒には、次のように書かれています。
「古伝によると大国主命が天乃日槍命と国土経営を争い給いし時伊和の地に於て最後の交渉を終られ大事業達成に力を合せられた諸神々を招集えて酒を醸し山河の清庭の地を撰び慰労のため饗宴を為し給えり。この地が即ち庭酒の里、現在の庭田神社奉祀の霊地なるにより社殿を造営その御魂を鎮祭れりと云う然るに当社安永縁起に成務天皇の御代に神託に依り新に神殿を建て広く崇敬せらる。延喜式の制小社に列し江戸時代寛文11年社殿改造、元禄15年本殿屋根替、享保8年本殿屋根替、元文3年拝殿屋根替中略、明治4年本殿棟上再建、昭和43年5月敞殿改築、昭和49年10月拝殿改築現在に至る」。
また、『播磨国風土記』に、「庭音村。本名庭酒。大神御粮枯而生□(米偏に面)。即。令醸酒以献庭酒而宴之。故、曰庭酒村。今人、伝庭音村。」つまり、大神が水に濡らしていた乾飯にカビが生え、そこから酒を醸造させて宴を行なったために庭酒村と名付けられたという地名由来です。これを庭田神社のことであると考える説もあります。
社殿の北に「ぬくゐの泉」がありますが、この地の水がきれいであったため酒造りの祝宴の地と考えられたようです。
庭田神社の境内に「霊石」が祀られています。1メートルほどの岩石で、表面に割れが入っています。この割れを亀の甲羅に見立てているのならば、これは亀石で、伊和神社の鶴石と対を成すものと言えますが、残念ながらこの「霊石」についての詳しい伝承は残っていません。
神社から祀られているようですが、祭祀方法がわかりませんので岩石信仰に分類しました。
イワクラハンター平津豊
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