【Introduction of Iwakura 0201】Visit・Photo:2020.10.11/Write:2025.12.06
□分類:磐座(狭義の磐座)
□信仰状況:神社に祭祀されている
□岩石の形状:巨岩単体
□備考:
□住所:兵庫県宍粟市山崎町下町
□緯度経度:35°01'10.720"N 134°32'21.062"E
(googleに入力すれば場所が表示されます
兵庫県宍粟市の揖保川から伊沢川に入って1キロメートルの所に巖石神社が鎮座しています。
「巖石」の読み方ですが、「巖」は「巌」の旧字で、高く大きな岩や崖を意味していて、「ガン」「いわお」「けわ(しい)」と読みます。したがって「がんせき神社」と読むのが正しいと思います。
一方、兵庫県の神社庁のホームページには「厳石神社」と表記され、「いついし神社」とフリガナが打たれています。「厳」はきびしいや神聖なことを意味し、「ゲン」「ゴン」「おごそ(か)」「きび(しい)」「いつ」と読みます。そもそも「巖」と「厳」は全く異なる漢字ですので、誤記しているのではないかと思います。
地元でも、がんせき神社や権現さんと呼び親しまれているようです。御祭神は、大己貴命です。
神社の前には、石碑が立てられ、次のように彫られています。
「史跡 磐座(いわくら) 古代神を祭るため、神霊の宿ると考えられた石の標識。自然石のままでも磐座と呼んだが、特定の場所に置いたり、たてたりしたものも磐座とした。石は加工されていないものが普通で、形は不定形で一個の巨石の場合もあるが、数個の石を組み合わせたり、積み重ねたものもある。巖石神社の磐座はおよそ十メートルもある巨石で、全国的にも珍しい。起源はおよそ二千二百年前の頃と思われる。
巖石神社が権現さんと呼ばれるのは、修験道(約千年前)が開かれた神佛習合になってからである。途中断絶したのを修験者によって信仰が復活されたと思われる。信仰の継続はともかくとして山石の偉容は変わっていない。」
文体から昭和後期に造られた石碑のようです。「磐座の中に自然石もあれば人工物もある」という内容は、筆者が提唱する「イワクラ学」の考え方と一致します。
一直線の階段を登ると社殿があり、その裏に10メートル以上の巨岩が聳え立っています。山の岩壁が分離した岩塊と考えられますが、圧倒的な大きさです。
巨岩の表面は、節理と風化によって崩れています。
イワクラハンター平津豊
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