0198 兵庫県 岩神社の立岩

【Introduction of Iwakura198】Visit:2014.5.4/Photo:2016.7.2/Write:2025.11.22


□分類:磐座(狭義の磐座)

□信仰状況:神社に祭祀されている

□岩石の形状:岩単体、立岩

□備考:

□住所:兵庫県姫路市八家

□緯度経度:34°46'50.387"N 134°43'25.124"E

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姫路市八家(やか)の高坪山の西の麓に立ち並ぶ住宅街の中に、民家に挟まれて岩神社があります。

四方壁の無い拝殿を抜けると岩の上に小さな社殿が置かれ、その奥に4メートルの高さの立岩が祀られています。立岩の前は、倒壊を防ぐためでしょうか、コンクリートで補強されています。裏山には岩が続いているので、山から飛び出た突端の岩を祀りだしたもので、その後、住宅がギリギリまで建てられて現在のような状況になったものと考えられます。

説明の看板には次のように書かれています。

「岩大神社 無格社祭神 大物主命 岩神社は、永享四年(西暦一四三二年)の創立にして大物主の神を奉祀す、大物主とは八十万歳の首として皇孫尊を護り奉るを以て神の大人といふの謂なり、大國主の神の奇魂幸魂に坐す一に同神の和魂なりと云ふ。昭和四年社殿の腐朽により之を改築す。昭和八年村勢一般より」

この看板には「岩神社」と「岩大神社」が併記されています。神社の前の石碑には「岩大神社」と彫られています。一方、藤本浩一の『磐座紀行(1982)』にも登場する岩石ですが、1982年には「岩神社」と記載されていますので、ここでは「岩神社」を採用しました。

この辺りの岩石について、平野庸脩の『播磨鑑(1909)』には、八重岩、楯岩、御前岩、八幡岩、岩神、皇子岩などの神功皇后縁の岩石があると記録されており、この岩神社の立岩がどれかにあたる可能性が高いと考えます。また、神功皇后が訪れたときに八重岩の上に大己貴命が現れたという伝承があるとも書かれており、この岩神社の立岩が八重岩かもしれません。

神社に祀られた岩ですので、狭義の磐座に分類しました。これだけ民家に近いところにある磐座は珍しいと思います。

 

イワクラハンター平津豊

 

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