【Introduction of Iwakura 0196】Visit・Photo:2014.10.26/Write:2025.11.8
□分類:奇岩(非イワクラ)
□信仰状況:信仰の形跡なし。
□岩石の形状:岩単体
□備考:
□住所:高知県土佐清水市松尾
□緯度経度:32°44'47.07"N 132°59'35.91"E
(googleに入力すれば場所が表示されます)
足摺スカイラインから少し山に入った場所に、きれいな船の形をした岩があります。長さ7メートル幅1メートルの岩は、美しい曲線をしており、人造物のように見えます。この側に小さな石があり、あたかも船尾が別の場所に切り離されたかのようです。唐人駄場探索協会『黒潮と縄文巨石文明(1999)』によると、この様子に対して茂在寅男(東京商船大学教授)は、これは船尾を意図的に切り離してあり、アルゴー船を示しているとの見解を示した。また、他の稜線にも同じような船尾を切り離した船形岩もあると書かれています。
アルゴー船は、ギリシャ神話の中に登場する船です。
イアーソーンは、王位を取り戻すために、金羊毛皮を求めて50人の英雄達とともに航海に出ます。その船がアルゴー船です。数々の冒険をしながら仲間の協力で乗り越える物語ですが、その中でシンプロペゲスの試練に会います。岩がぶつかりあっている場所で、イアーソーンはタイミングを計って、2つの岩の間をすり抜けます。アルゴー船は船尾をかすって通過することがきたという話があります。
船形岩は、この船尾(あるいは船首)を無くしたアルゴ船を摸しているという主張です。アルゴー船は、アルゴ座として星座にも用いられていた程、有名な船ですが、日本の岩石をギリシャ神話と関連付けるには、もっと慎重な考察が必要でしょう。
この船形岩に関して、現時点では、明確な造形の跡が確認できないことから、奇岩に分類しましたが、船形岩のある山の斜面には、階段状に並べられた岩石もあり、さらなる調査が必要です。
イワクラハンター平津豊
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