【Introduction of Iwakura 0073】Visit:2010.11.13/Photo:2017.9.17/Write:2023.8.19
□分類:通信利用のための岩石遺構(広義のイワクラ)
□信仰状況:信仰の形跡なし
□岩石の形状:巨岩単体、メンヒル(立石)
□備考:人工物、鏡岩とセットで通信に用いられた。周辺に獅子岩、ドルメンなどがある
□住所: 広島県庄原市本村町
□緯度経度:34°50’51.99”N 133°07’44.23”E
(googleに入力すれば場所が表示されます)
1934年、酒井勝軍は、京都の講演会で梅田寛一代議士から巨大な切石の話を聞き、すぐに廣島縣比婆郡本村の現地調査を決行しました。その調査の途中で、酒井が「諸君! あの山がまさにピラミッドである!!」と叫びました。これが日本にもピラミッドがあることが世に認識された瞬間でした。その後、この葦嶽(あしたけ)山は新聞にも取り上げられ、昭和初期に一大ブームとなりました。
その葦嶽山ピラミッドの拝殿と考えられているのが鬼叫(ききょう)山です。鬼叫山には、人工的に造られたと推測できる巨岩群が存在しています。
鬼叫山を代表する巨岩は、神武岩と名付けられた四角柱の岩石です。なぜ、神武岩と呼ばれるのかについては不明です。近くに蘇羅比古神社があり、空を向いている異形の狛犬が置かれています。この神社の御祭神のソラツヒコは、神武天皇の祖父ですので、何か関係があるのかもしれません。
神武岩は、土台部からの高さは約7メートルで、エジプトのオベリスクのようなメンヒルです。台座と四角柱の間にクサビの石がはめ込んであり、神武岩が人工的に建てられたことがわかります。
この神武岩は、1934年に神学者の酒井勝軍によって発表されました。酒井は、この神武岩周りの岩石群を葦嶽山ピラミッドを遥拝する神殿跡と結論付けました。酒井が地元の人の案内で訪れた時には、神武岩が1本立った状況でした。しかし、1914年頃には3本立っており、神武岩に宝が埋まっていると信じた村人によって倒されたといわれています。神武岩の谷側には、四角柱の破片が転がっており、その時の破壊の跡と考えられます。
さらに、神武岩の上部には盃状穴とみられる穴が穿たれています。ここには夜光の珠が置かれていたといわれています。側に幅約6メートルの鏡岩も備わっていることから、玉の光を鏡岩で反射させて増幅し、通信に利用したのかもしれません。また、神武岩には神代アヒル文字が彫られているとの噂がありますが、その形跡は見られません。
筆者は、2023年8月23日のフジテレビの「何だコレ?ミステリー」で葦嶽山ピラミッドを取り上げましたが、その番組に専門家として出演して、葦嶽山と鬼叫山を説明しました。
イワクラハンター平津豊
#イワクラ #磐座 #巨石 #megalith #古代祭祀 #巨石文明 #古代文明 #平津豊 #イワクラハンター #広島県 #庄原市 葦嶽山 #ピラミッド #酒井勝軍 #鬼叫山 #神武岩 #鏡岩 #獅子岩 #方位石 #鷹岩 #烏帽子岩 #フジテレビ #何だコレミステリー
本ページのリンクおよびシェアは自由です。
最近、本ページの内容をそのままコピーして転載しているサイトを見かけますが、本ページの内容、テキスト、画像等の無断転載(複製して他の媒体に公開)を固く禁じます。特に、まとめサイト等への使用を厳禁いたします。また、出典を明記しての引用は許可していますが、以下の引用のルールに則って行ってください。それ以外は「盗用」「剽窃」となります。1.引用元が明示されていること/2.引用部分が明確に区別されていること/3.引用部分を修正していないこと/4.引用する必然性があること/5.分量的にも内容的にも、自分の著作部分が主で、引用部分が従であること
