楯築遺跡


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〇1987年8月8日に平津豊のミステリースポットに掲載していた論文を、2025年7月25日に平津豊のイワクラ研究サイトに転載。

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岡山県には、日本で4番目に大きな造山古墳があることで有名である。この他にも造山古墳、こうもり塚古墳など古墳が集中している。この地域からすこし東へ向かった地点に楯築(たてつき)遺跡がある。

この楯築遺跡は、直径40メートルにもおよぶ最大級の円丘墳である。

中央部の竪穴から木棺と数々の副葬品が出土している。古墳の大きさと副葬品の立派さから首長が埋葬されていたとされている。

 

 

【ストーンサークル】

 

【ストーンサークル】

 

この遺跡の特徴は、その円丘墳の頂上部にある巨石群である。

 

大小さまざまな石円形状に並べられている。いや、並べられているというよりは、立てられていると言った方が正しい。いわゆる環状列石群、ストーンサークルである。

 

【円模様のある石】

 

また円状の模様を刻んだ石も発掘されている。

おそらくストーンサークルもこの石も宗教的な意味があるものとおもわれる。特にどちらも円というものに関係しているのが興味深い。

 

古来から日本において、生から死、死から生へと繰り返されるという思想観が存在する。これが円というものに象徴されているのではないか。

 


発表履歴

〇1987年8月8日  平津豊のホームページ ミステリースポットに掲載

 

〇2025年7月25日 平津豊のイワクラ研究サイトに転載


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